雨雲を避けて【2020年9月】
シルバーウィークに有給足して連休を伸ばしたのに、出発する日から全国的に雨マーク。どっか雨雲がないとこはと探してみれば、どうやら富士山周辺は雨雲が掛からないっぽい。
そんなわけで連休初日は富士山周辺に決定、二日目以降は雨雲の無いところに行けば良いやと、行き当たりばったりのシルバーウィーク開始。
初日金曜いつものごとく朝三時半に出発、早起きは高速三割引きの得。
■精進湖キャンピングコテージ■
以前から行ってみたいと思ってたキャンプ場。
8時過ぎに到着、30分からの受付開始で良い場所確保できた。
富士山は見えず。残念。
■西湖■
せっかくなんで何年かぶりに富士五湖を巡ってみる。まずは西湖、富士山見えず。
■ほうとう専門店『大』・河口湖■
河口湖に到着したところでお昼時。これまで食べたことなかった山梨の郷土料理ほうとうを頂く。もちもちとした食感、しっかりと歯ごたえを残したほくほくのカボチャ、おいしゅうございました。
そのまま『大』さんの裏手にある河口湖自然生活館で河口湖眺めながらブルーベリーソフト。富士山は裾野しか見えず。
■湧水■
恒例の湧水汲み、今回は西町出水湧水。
地域の人の手に守られてる場所、協力金を納めさせてもらってから一リットルばかり
頂きます。
■冨士淺間神社■
安全祈願も兼ねてお参り。おみくじ引いたら良いことばっかり書いてあるけど、単独行動大好き人間に団結大事よと厳しい事をおっしゃる。とは言え自分の足りてないところ、やっぱ神様にはお見通しかー。
■山中湖■
湖畔沿いを、もっと映える場所があるんじゃないかと思いながら走ってたら、写真撮る間もなく通り過ぎてた。
■富士山スカイライン■
濃い霧の中、自家用車で行ける日本最高地点を目指したけど、全面通行止め。まだ
9月なのになんてこった。どうやら今年はそもそも開通してなかったらしい。コロナの影響で今年だけなのか、それとも環境の観点から今後ずっとなのか。
■陣馬の滝■
道中の案内標識で気になったから足を運んでみた。
思ってた以上に綺麗な場所、これぞ行き当たりばったりの醍醐味。
■本栖湖■
千円札の表側、富士山見えず。
まあ一昨年のキャンプでしっかりと堪能させてもらったから良しとしよう。
■再びの精進湖■
富士五湖巡り完了。やっぱり富士山は完全には見えない。
旅が終わってから知ったけど、この週末に富士山で初降雪があったそうな。つまり山頂を覆う雲は雪雲か?
テントに戻ったら夕飯、この日は道中のミルクランドで買ったハンバーグと湧水御飯。
中のチーズがトロトロ、ご飯の炊きあがりも完璧。美味しゅうございました。
この夜は星も富士山も星も見えないもんだから、翌日の雨雲のかからない目的地を決めて就寝。
■19日土曜■
綺麗な朝焼け、熱々バームクーヘンと湧水珈琲、貫通するイスのフレーム。
この日は土曜日ってことで、朝日が昇る前からキャンプ場前は受付時間を待つ長蛇の車の列。いやー、平日に来れてよかった。
この方々が受け付け終えてキャンプ場になだれ込む前に撤収して次の目的地へ向かう。
■金精軒■
開店に合わせて狙うのは行列、売り切れ必至の水信玄餅。
賞味期限30分の逸品、匙で切って持ち上げられるのに口に入れた瞬間水に戻る、なんとも形容しがたい食感。早起きした甲斐があるってもんだ。
■佐渡島へ■
前日の夜、テントの中で晴れそうな所を探してたら佐渡島が晴れるみたいなんで14時10分直江津発小木行きを予約しておいた。
佐渡島は昨年のゴールデンウィークに行くつもりだったけど、その準備中にギックリやらかして断念、一年越しのリベンジ。歳はとりたくないね。
この日は時化、船が上下に揺れる揺れる。乗船して15分、僕に出来ることは他の乗客の迷惑にならないようエチケット袋を持ってデッキに行くことだけでした。あとは心を無にして時間が過ぎるのを待つのみ。
■松ヶ崎ヒストリーパーク■
90分の航海で佐渡島に上陸、揺れない地面は素晴らしい。
体調が戻ってから海沿いに北上、松ヶ崎ヒストリーパークをキャンプ地とする。
■まるいし■
船酔いを完全に醒ますために風呂に入ってから夕飯。腹はカラッポだけど、コッテリしたものはちょっと無理っぽい。スマホで何かないかと調べてたら、佐渡島の回転ずしは旨いらしい。ということで訪問。
佐渡産のネタに舌鼓、特にカワハギが旨かった。
見慣れない南蛮エビとは何ぞやと思って注文してみたら大ぶりの甘エビ。美味しゅうございました。
■20日日曜■
サクサクフワフワにした蒸しパンにいろはす珈琲を朝食にしたら、ヒストリーパークをベースキャンプとして、荷物、サイドケースを置いて反時計回りに出発。
細身で身軽のバイク最高。実際、佐渡一周路は所々狭い所とかあってサイドケース付けたままでは走りにくかったかも。
■姫埼灯台■
日本最古の鉄造り灯台、キャンプ場も併設。海を見下ろすキャンプ場、次回佐渡島でキャンプする時はここも良いなあ。
■二ツ亀■
佐渡島の最北端になるのか?
ここもキャンプ場になっているみたいで、景色は抜群。ただ荷物抱えて駐車場から移動してくるのは大変そう。目の前の二ツ亀島は干潮時に地続きになる、いわゆるトンボロ現象の時に歩いて渡れる。到着した時はこれから満ちるのか引くのか分からなかったけど、結構近くまで歩いて行けた。
次の機会、こっちのキャンプ場でのんびり待つのも良いかも。
■大野亀■
二ツ亀のすぐ近く、巨大な一枚岩。中々の急斜面だけど、どうやら頂上まで歩いて登れるみたい。頂上からの景色はどんなものだろう?
■湧水■
高台を登ったところに湧いている、大清水の湧水。今回も有難く頂きます。
■尖閣湾■
時間はお昼時、近くの食堂『尖閣湾』さんにふらりと立ち寄る。
注文したのは刺身定食、運ばれてきたモノは想像とは違ってた。
かいわれ、みょうがと言った薬味と和えてあるからたたきに近いのかな?
美味しゅうございました。
■北沢浮遊選鉱場跡■
かつては東洋一の鉱石処理場だった場所だそうな。ラピュタのロボット兵とかその辺歩いてそう。時期によっては色とりどりのライトアップがされるみたいで、それ目当てに再訪するのもアリだな。
■佐渡金山跡■
江戸時代から平成まで金の採掘がされてた日本最大の金銀山跡で、江戸時代の採掘場と明治以降の採掘場で二通りの坑道を見て回れる。
最後の写真は12kgの金塊を片手で持ち上げて穴から引き出せばシリアルナンバー付きのカードが貰えるそうだけど、衆人環視があるとはいえ抱えて逃げる輩はいないのかな?
挑戦してみたけど、こりゃ無理だ。まあ金塊に触れただけでも充分。ちなみに小学生女子が成功したことがあるそうな。
金山から標高を上げて行けば、そこは大佐渡スカイライン、その終着点の白雲台。
そこからの景色はまさに絶景。佐渡島の『くびれ』がしっかりと見える。
■万畳敷■
日本のウユニ塩湖と言われる場所。
とは言え、見事なリフレクションは時間と天気に恵まれた上でカメラの腕がないと良いものは撮れなさそう。
■沢崎鼻灯台■
この日最後の目的地、サンセットと灯台をと思ったけど、夕日は雲に隠れてしまった。
まあ締めくくりには良い場所だった。
■長三郎■
キャンプに戻って一息ついたら夕飯を食いに出る。
お邪魔したのは『長三郎』さん。店内は満員。
寿司屋だけど頼むのはブリカツ丼。ちなみにラーメンも旨いらしい。
ブリカツ丼はサックリふっくらジューシー、身はタレに負けない位の旨味。
せっかくお寿司屋さんに来たんだからと、ホワイトボードに書かれた本日のオススメから幾つか注文させてもらったけど、七時前にして完売だった。
じゃあと思って頼んだサーモンとイカ、これがまた旨い。特にイカ、弾力と旨味が物凄い。これで150円って嘘でしょう。
この後、風呂に行ってからテントに戻る。この日も星は見えない。残念。
■21日月曜■
朝御飯を済ませたら、9時15分発両津港~新潟港行きのフェリーに乗る。
今回は来る時よりも長い二時間半、覚悟を決めていたけど全然揺れない。天候もそうだけど、デカい船は揺れにくいっぽい。次回佐渡島に来る時は直江津より遠いけど新潟港からだな!
■へぎそば■
新潟港に着いた時間はちょうどお昼時。そんなわけで以前から気になっていた『へぎそば』を小嶋屋さんで。つなぎに布海苔を使ったそばを『へぎ』という器に盛った郷土料理で。季節のてんぷら(海老、鱧、舞茸、大葉、茄子、南瓜)を付けて頂く。
シャクシャクとした歯ごたえ、一番近いのは固めに茹でた素麺が近いかな?御馳走様でした。
■上の原キャンプ場■
翌日最終日ということで、できるだけ南下して南魚沼市の上の原キャンプ場で一泊。
荷下ろし中に気づいたけど、荷止めベルトの一本がそろそろ限界に近づいてた。夕飯に行くついでにホムセンで新品購入。
■夕食■
場所は魚沼、時期は新米、となれば夕食は魚沼産新米コシヒカリ!そんなわけでやってきた『こめ太郎』さん。
釜で炊いたコシヒカリ、ムチムチつやつやで日本人の魂に響く旨さ。おかずも米の旨さを引き立たせるものばかりでご飯がススムススム。
ひとつ贅沢を言わせてもらえるなら、愛知寄り岐阜県民の魂を持つ者として味噌汁が赤だしだったらなお良かった!
写真真ん中あたりの自家製豆腐、カレー塩か黒蜜お好みでとのこと。両方試したけどどっちも斬新、カレー塩は結構アリだな。
この後はテントに戻って就寝、今夜も星は見えず。
■22日火曜最終日■
このキャンプ場、足湯がある。けど結構熱い。
埼玉から来てたライダーさんと話しながらゆっくり堪能させてもらってから撤収。シート破れる。今回はいろいろダメになるなあ。
■魚沼スカイライン■
魚沼スカイラインの雲海スポット。あいにく雲海は見られなかったけど、替わりに黄金色の絶景を見られた。
■二居変電所跡■
なにかで見て、何故か惹かれた場所。バイク停めた場所の脇に道があってそこを進めば誘われる様に入口。廃墟というには綺麗というか、不思議な場所だった。
■青津峡渓谷トンネル■
今回の旅の最終地点、いくつかある見晴所の最奥、水面に映る人影が幻想的。
■清津館■
駐車場からトンネルの間にある温泉旅館、ひとっぷろ頂いて帰路につく。
二日目はロガーの再開ボタン押すの忘れて富士山から佐渡島までワープしてた。
走行距離:1,776.3km
給油量:68.3ℓ/9,230円
燃費:26km/ℓ
高速料金合計:10,210円
フェリー:直江津ー小木9,090円/両津ー新潟6.880円/計15,970円
財布から消えた金:27,340円
総額:62,750円
6万!しばらく節制しないといかん